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茂庭荘操体講座レポート20031122 わくわくやじうま隊

健康運動指導士の講座にて


茂庭荘にて(1)歪みが体を壊す

コンせんせ「みなさんはいつもどんな指導しているのかな?
 例えば筋力をつけるために歩いてください 
 とか言ったりするのかな どうですか?」

会場「そうですね」

コンせんせ「膝が痛いという人もいますよね
 そう言う人はどうですか?
 やっぱり歩いて下さいと指導するんでしょうかね」

会場「・・・」

コンせんせ「これ 多いんですよ 
私の治療室にもよく来るんですが
歩いたために膝が痛くなったと言う
どうしてだと思います?」

会場「・・・・・・・」

コンせんせ「歪み っていうのが関わってくるんです
体のバランスが歪んだままで動くから
もっと歪んでいくんですね」


茂庭荘にて(2)歪みの点数

コンせんせ「でも歩くことで治るという人もいますよね
この差はどこにあるんだと思います?」

会場「・・・・・」

コンせんせ「私はよく点数で表現するんですが
普通に動ける状態を60点としましょう
疲労とかで軽い違和感なんかある人は50点
こういう人はウオーキングで治るわけです

でも、痛みとかがもっと強い40点の人もいるわけです
こういう人はウオーキングすることで
もっとひどくなっていくんですね

こういう人はまず40点を50点にするところから始めないと、
どんどん壊れていってしまうわけです
まずは歪みを取って、それからウオーキングなり
体操なりするということですね
歪みを取るのに操体を使います

ここまででわからないこととかありますか?
途中でもイイですからどんどん質問して下さいね」


茂庭荘にて(3)動きからの歪み

会場「歪みってなんですか?」

コンせんせ「例えばコリとかズレとかいうとわかりやすいかな」

会場「どうして歪むんでしょうか?」

コンせんせ「原因は 動き方、息、食事、想う の
バランスなんだよねぇ
操体ではまず動き方から見るんだけどね

みなさんちょっと立ってみて下さい」

(会場みんな立ち上がる)

コンせんせ「みなさん 今どっちの足から先に
立ち上がりましたか?」

会場「!?」

コンせんせ「(笑) これは普段意識してないよねぇ
じゃぁ一回座ってもう一度立ち上がってみて下さい

今度はわかりましたね、この立ち上がりの動きは
昨日はどうですか?一昨日はどうですか?
毎日同じことをやってるんだよねぇ(^^)
こういう片寄った動きの繰り返しから
歪みがでてくることもあります
ここまでよろしいですか?」

会場「ハイ」


茂庭荘にて(4)息と熱からの歪み

コンせんせ「次に 息だけれども
息って何のためにしてるのかな?
よくガス交換とか言うけれども
それだけじゃないんだな

皆さん平均体温は何度か知ってますか?」

会場「36.5℃くらい」

コンせんせ「人間の体はいつもこれだけの熱を
捨ててるんですね」

会場「???」

コンせんせ「手のひらに息を吹きかけてみて下さい
どうですか?暖かいですよね
こうして体はいつも熱を外に捨てているので
体温を保つために、いつも熱を作らなくちゃいけないんです

例えば「病気」になったりすると息が細くなりますよね
そうすると十分に熱を出すことができなくなって
体の中に熱が溜まって焼けてしまうんです
これがいわゆる「炎症」ですね 燃えている状態

例えばストレスから来る胃炎というのがありますよね
あれはストレスによって息が細くなって
胃が焼けている状態なんですね
熱を取るには氷を当てたりするのが有効なんです


茂庭荘にて(5) 膝にたまる水

膝に水が溜まったりする人がいますよね
この水って言うのは取った方がいいんですかね?
何のためにあると思います?

膝の炎症を水で消すためなんですよぉ
せっかく炎を消そうとしているのに
水を抜いたりすると余計に悪くなる
必要だから水が溜まっているんです
膝の変形というのは、熱によって焼けた状態なんです
炎症がなくなると水も溜まらなくなるわけですね

こういう人は氷を当ててみるとキモチイイ
「快」なんですね
この快というのが操体の軸になっています

気持ちのイイことは体にいい ということです」


茂庭荘にて(6)食からの歪み

会場「肩こりというのはどうなんでしょうか?」

コンせんせ「肩こりは 食 との関連が深いなぁ
人間って今のようにいつでも食べられる状態だったと思いますか?
違うよねぇ
食べられない時代を過ごしてきたことが遺伝子に入ってるんです

人間が消化できる能力って決まってるんですよ
その余った分がコリになるんです
食べ過ぎている人にコリが出る人が多いんだなぁ

これは 想 とも関係があるんですよ
不安だったり寂しいと思ったりすると
つい食べ過ぎたりしますよね
そうするとその食べ過ぎた分がコリになるんです」


茂庭荘にて(7)想

例えばつらいのがこれくらいだったとして
(コンせんせは大きな○を書きました)
その中にこれくらいはイイ部分があるよねぇ
(大きな○の中に小さな○を書きました)

ついついこの大きなツライ部分だけを見てしまうけれど
小さくてもイイ部分を見るようにするとイイんだね
操体は悪いところを見ないで
イイ所を見ることから始まるんです

息、食、動、想に環境を加えて、これらのバランスで
歪みが出るんですね
不快なことで歪みが出て、歪みは快で消えるんです

それでは実際にやってみましょうか


茂庭荘にて(8)午前の実技

えー午前の分の実技についてですが
これはたぶんどなたかが書いてくれると思うので
コンせんせがやった動診について箇条書きにしてみましょうか

仰向け
・膝を上げる
・足を踏み込む
・膝を倒す
・反対側の指先で床に触れる(体をねじる姿勢)
・肘で床を押す
・首をねじる

うつ伏せ
・足を伸ばす
・膝を曲げる(カエル足)
・カエル足状態から膝を伸ばす

これらを一つ一つ試して
膝ウラの痛みが消える動きを探していました


茂庭荘にて(9)快って何

会場「動かしてみて快がワカラナイ人もいると思うんですが
そう言うときはどうしたらいいんですか?」

コンせんせ「例えば皮膚をつかったりします カワですね
これを気持ちのイイ方向にずらしたり
こすったり さすったりします
麻痺している腕が自然に動いていくこともあるんですよ

また、快がないというときには
体が正常で何も感じない場合と、感覚がマヒしている場合
またはどちらもキツイということがありますね
これを区別する必要があります


茂庭荘にて(10)けん引はヤメテ

例えば膝関節が痛いと言うときに、
関節が抜けていることが多いんです
レントゲンでは異常なしと言われても
見えないくらいにずれているんですね

よくそう言う場合けん引をしますが
関節が抜けているわけですから
けん引をすることでもっと壊れるんです
こう言うときはむしろ関節を押し込んだ方がイイですね

関節のすき間が狭まっているとか
つぶれているのを伸ばすためにけん引をするわけですが
引っぱると、つぶれている関節ではなくて
正常な関節が伸ばされてしまって
そっちまでおかしくなることが多いんですね
できるだけけん引をするのは止めさせた方がイイです

私は昔レントゲン技師として働いていましたが
骨がグニャグニャにずれていたり、つぶれていたりしても、
本人は痛くないことが多かったです
所見はあんまり気にしない方がイイですね

逆に、レントゲンでは全く異常がなくても
体が痛くて動けなかったりする人もいますよね


茂庭荘にて(11)関節は押し込むのがイイ

会場「野球肘などはどうしたらいいでしょうか?」

コンせんせ「これもキモチイイ角度で押し込んだ方がいいなぁ
たぶんピッチャーだと思いますが、ボールを投げるときに
肘が抜けるわけですから、押し込んだ方が治りは早いですね」

会場「けん引はダメなんですか?」

コンせんせ「関節が抜けない程度の力で引っぱるというのは
ものすごく難しい技術です
押し込む方が簡単ですね(^^)

体には治す力と壊す力があって
治す力をいかに引き出すかと言うことと
壊す力をいかに減らすかと言うことのバランスなわけです
治す力の方が強ければ治りますよね

快というのは治す力を引き出してくれるんです
気持ちよさで体は自然に薬を出してくれるわけですね
名前を副腎皮質ホルモン(ステロイド)といいます
(補足:医者では鎮痛剤としてステロイドを使う)
聞いたことがありますか?
自分で薬を出して自分を治していくんです


茂庭荘にて(12)椅子での操体と般若身経

ここからまた実技に入ります

初めは一人一人椅子を持ってきてもらって
椅子でやるひとり操体です
これも箇条書きにしますね

・膝を上げさせて、腕で抵抗をかける
・足を踏み込ませて、太ももを腕で抱えるようにして抵抗をかける
・背もたれの片側に背中を押しつける(ねじりの動き)
・前後屈
・側屈

このあと椅子を片づけて般若身経をやりました


茂庭荘にて(13)個別講習

ここからは個別講習ですね
初めに全員を横に並べて、膝ウラの確認です
「そんでは虫さん、アリーさん、ゆきおさん、はりぃさんよろしくー」
ということでいきなりの連続技です

痛みを感じてもらいつつ、ふくらはぎの方まで触診してみたり
痛みが消える位置を見つけたり
一人一人違うことをやるのが難しかったですね

気がつくと周りに十人くらい集まっていて
いつのまにかカワの操体をやったりして
とても楽しかったです


茂庭荘にて(14)感想

とにかく5時間があっという間でした
講演は目からウロコだったし
実技は、コンせんせが話していたことを
どうやって体で感じてもらえるかという
ことだけを意識していました

よく知っているはずのことでも
コンせんせは毎回違う説明をするんですね
例えば息食動想についても
その場の人たちにワカル例を出す
東京フォーラムとの違いも面白かったです

今まで聞いたことのない説明は
なんだか新鮮な感じ(^^)
メモを読み返してみて改めて思いました
写真だけじゃなくてキーワードも
残しておくといいんですねー

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